本稿では,精神保健福祉センターならびに全国精神保健福祉センター長会を概説し,アルコール健康障害対策基本法の成立に全国精神保健福祉センター長会が果たした役割,その後の精神保健福祉センターの依存症相談拠点としての活動状況並びにアルコール健康障害対策基本法の第2期アルコール健康障害対策推進基本計画を概観する。そのうえで,精神保健福祉センターを中心とした関係機関・団体連携の状況について,全国精神保健福祉センター長会との連携,保健所・専門医療機関との連携については佐賀県を,断酒会との連携については長野県を,民間支援団体との連携については横浜市を,企業との連携については岡山市を例にとり,その連携状況を紹介する。
特集 第2期アルコール健康障害対策推進基本計画
4.精神保健福祉センターを中心とした連携について
掲載誌
Frontiers in Alcoholism
Vol.10 No.2 25-30,
2022
著者名
白川 教人
記事体裁
抄録
/
特集
疾患領域
精神疾患
診療科目
心療内科
/
精神科
媒体
Frontiers in Alcoholism
Key Words
精神保健福祉センター,全国精神保健福祉センター長会,アルコール健康障害対策基本法,アルコール健康障害対策推進基本計画,相談拠点
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。