本文へ移動
M-Review

Clinical Report 症例紹介

「減酒外来」の3つの治療的意味

購入する

販売サイト「MeReBo」へ


掲載誌
Frontiers in Alcoholism Vol.9 No.1 38-41, 2021
著者名
倉持 穣
記事体裁
抄録 / 症例 / 連載
疾患領域
精神疾患
診療科目
心療内科 / 精神科
媒体
Frontiers in Alcoholism

当院ではアルコール依存症患者に対して,断酒の継続を目的とした「断酒外来」を行っているが,並行して減酒の継続を目的とした「減酒外来」にも取り組んでいる。「減酒外来」とは,疾病教育や減酒目標の設定,減酒日記,定期的な報告などの心理社会的治療を行うことにより,減酒の継続を支援していく治療法のことである1)。

筆者は,「減酒外来」には3つの治療的意味があると考えている。すなわち「早期介入の技法としての減酒外来」,「Harm Reductionの技法としての減酒外来」,「断酒動機づけの技法としての減酒外来」の3つである(図1)。本稿では,「Harm Reductionの技法としての減酒外来」には失敗したものの,「早期介入の技法としての減酒外来」,「断酒動機づけの技法としての減酒外来」としては機能した症例を示す。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介