「Summary」アルコール依存症者は他の精神疾患を併存する可能性が高く、特にうつ病との関連が高いとされている。よって、本研究においては、アルコール依存症とうつ病の併存に関する検討と、preliminaryなデータではあるが、断酒補助剤であるアカンプロサートを継続使用した症例の治療経過について検討を行った。結果、抑うつ症状を主訴として受診した者の20%にアルコールの問題飲酒が認められ、アルコールの問題を主訴として受診した者の50%に中等症以上の抑うつ症状が認められており、抑うつ症状の背景にはアルコールの問題が潜む可能性が示唆された。また、アカンプロサートを12週間継続使用した問題飲酒群では、アカンプロサートを使用していない問題飲酒群や、抗うつ薬により治療を受けたうつ病群よりもHAM-Dスコアの改善が認められており、アカンプロサートが抗うつ薬様の作用を有する可能性が示唆された。
「Key Words」アルコール依存症,問題飲酒,抑うつ症状,主訴,アカンプロサート
「Key Words」アルコール依存症,問題飲酒,抑うつ症状,主訴,アカンプロサート

