亀田総合病院は33診療科を擁する千葉県南部の基幹病院であり,民間病院としては全国でも最大規模を誇る。急性期高度医療の提供に力を注ぐほか,関連施設も含めて回復期,在宅医療までシームレスなサービスを提供しており,糖尿病内分泌内科では,糖尿病専門医の少ない安房・山武長生夷隅地域の診療連携の中心的な存在として地域医療の質向上を牽引している。糖尿病内分泌内科部長の小川理先生にチーム医療の実際について,また超高齢化社会において目指すべき診療連携のかたちについてお話を伺った。
「施設および地域の特徴」
―施設の概要と糖尿病内分泌内科について教えてください。
亀田総合病院は1948年に開設した千葉県南部唯一の総合病院です(写真1)。太平洋に面した海を臨む好立地で,全925床のうち個室は全室オーシャンビューとなっています。急性期医療の充実により千葉県南部の基幹病院としての役割を果たすほか,伊豆諸島などの離島救急や在日米軍の後方病院として重篤な患者さんの受け入れにも応えています。