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第13回 Back to Basics:造影剤は高浸透圧!?


掲載誌
Fluid Management Renaissance Vol.4 No.3 101-103, 2014
著者名
石橋 賢一
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器 / 腎臓 / 神経疾患 / 脳血管障害 / 泌尿器
診療科目
循環器内科 / 心臓血管外科 / 脳神経外科 / 腎臓内科 / 泌尿器科 / 神経内科 / 放射線科
媒体
Fluid Management Renaissance

今年(2014年)の4月16日, 整形外科の後期研修医が脊髄造影(ミエログラフィー)を行ったところ, 腰部脊椎管狭窄症疑いの高齢入院患者が2.5時間後に痙攣, 意識障害を起こし, 3.5時間後にショック性多臓器不全で死亡するというショッキングな事故が起きました. 予見不可能な造影剤のヨードアレルギーからくるアナフィラキシーショックではなく, その後期研修医は「どの造影剤も同じ」という認識で, 本来脊髄造影には禁忌で, ラベルにもそのように赤字で明記されているウログラフイン(R)を使用してしまったことによる医療過誤でした. 今回は, この事件を教訓として造影剤と浸透圧の関連を歴史的にみてみましょう. ウログラフイン(R)は安価な水溶性イオン性ヨード造影剤ですが, 浸透圧が1,511mOsm/Lと生体の6倍近くあるので, 直接脊髄腔に注入すると無菌性髄膜刺激反応, 神経壊死, 血液脳関門破壊, 脳脊髄浮腫, 脳ヘルニアなどを起こして死に至る可能性が大きいです.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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