臨床セミナー 浮腫A to Z
第3回 心性浮腫の特徴と対策
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- 掲載誌
- Fluid Management Renaissance Vol.4 No.3 78-87, 2014
- 著者名
- 藤野貴行 / 長谷部直幸
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 呼吸器 / 腎臓
- 診療科目
- 循環器内科 / 呼吸器内科 / 腎臓内科 / 泌尿器科 / 麻酔科 / 手術・救急
- 媒体
- Fluid Management Renaissance
[はじめに] 心不全患者において肺水腫, 末梢浮腫は主要な徴候であるが, 心原性のうっ血の多くは利尿薬により改善を認めるため, 実際には肺水腫と末梢浮腫の違いについて鑑別されない場合も多い. このような病態生理の違いの理解を深めることはより有効な治療法の選択にも役立つが, 多くの心不全患者は肺水腫と末梢浮腫の両方の徴候を示す. そのため, 心不全は入院の原因としては頻度が高い疾患である. [肺水腫] [1. 健常肺における体液移動について] 肺動脈末梢の血管は血液-ガス関門に沿って薄い部分と厚い部分が存在し, 形態的および機能的な違いを認める1). 薄い側の部位は内皮細胞は扁平で肺胞上皮細胞は密接に結合し, 基底膜に単層状に接着している. 一方で厚い側の部位は体液の交換が盛んに行われ, 内皮細胞や上皮細胞は, 少ない膠原線維を含んだ細胞外基質で構成されている間質で隔てられている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
