【特集 CKDと水電解質】
CKDにおける水負荷とバソプレシンの関係
Water load and vasopressin in CKD
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- 掲載誌
- Fluid Management Renaissance Vol.4 No.1 59-63, 2014
- 著者名
- 飯野靖彦
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 腎臓
- 診療科目
- 一般内科 / 腎臓内科 / 泌尿器科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- Fluid Management Renaissance
「Summary」腎臓は, 電解質や老廃物とともに水の排泄調節を行っている. 慢性腎臓病(CKD)によって腎機能が低下すると水排泄調節が異常となり, 体内の水分量の異常が起こってくる. 脱水があれば, バソプレシン(抗利尿ホルモン)やレニン-アンジオテンシンの分泌が増加し, 血管や腎臓自体に障害を及ぼす. また, ACE阻害薬やARBが腎保護に働くことも証明されている. さらに, バソプレシンに関しては, V2受容体拮抗薬のトルバプタンがADPKD(多発性嚢胞腎)や心不全に有効性が認められている. それならば, バソプレシン抑制作用のある水負荷がCKDの腎機能悪化を抑制できる可能性がある. 水負荷によるCKDの腎保護作用は, メサンギウム細胞増殖抑制・レニン分泌抑制・Na再吸収抑制などを介して発揮される. CKDの患者には, 病期にもよるが3L程度の水負荷が適切と報告されている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
