【特集 治療抵抗性心不全における体液コントロール】
利尿薬の分類と作用
掲載誌
Fluid Management Renaissance
Vol.3 No.2 22-25,
2013
著者名
平間章郎
/
鶴岡秀一
記事体裁
抄録
疾患領域
その他
診療科目
その他
媒体
Fluid Management Renaissance
「Summary」 われわれはさまざまな病態で利尿薬を用いる. ここでは日々使用する利尿薬を腎臓での作用部位ごとに分類し, 作用機序などについて説明する. 最も汎用されるフロセミドはヘンレループ利尿薬であり, Naの再吸収を抑制することで強い利尿効果をもたらす. 遠位尿細管利尿薬のサイアザイド系利尿薬は主に降圧目的に利用されることが多い. またK保持性利尿薬, 抗アルドステロン薬は二次性アルドステロン症に対してよい適応をもつが, ループ利尿薬/サイアザイド系利尿薬と一緒に使用することで相乗効果を期待できる. トルバプタンはV2受容体拮抗薬としてわが国で唯一心不全に対して使用可能な薬剤であり, 今後各種疾患での使用法の蓄積が期待されている薬剤である. 「はじめに」 利尿薬とは, 「腎臓からの水とNaClの排泄を増し, 水とNaClの外部バランスを負にする薬物」と定義される1). しかし, 近年は水分(自由水)だけを排泄することができるバソプレシンV2受容体拮抗薬が臨床で使われるようになってきたこともあり, 今回は利尿薬の定義をより広く捉えて解説したい.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

