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【特集 浮腫の鑑別・対処法・メカニズム】

腎疾患に伴う浮腫の診断と治療


掲載誌
Fluid Management Renaissance Vol.2 No.3 32-40, 2012
著者名
渡邉周一 / 福田道雄
記事体裁
抄録
疾患領域
その他
診療科目
その他
媒体
Fluid Management Renaissance

「Summary」浮腫は腎臓病における主要徴候であり, 毛細血管内外の静水圧差と膠質浸透圧差(Starlingの法則), 腎が規定するNa・体液貯留機転によって生じた間質への液体貯留である. ネフローゼ症候群, 腎炎をはじめ, 腎臓病に伴う浮腫の原因はさまざまであるが, 多くの場合Na・体液貯留機転が関与する. さらに, 心不全, 肝硬変など腎以外の疾患によって生じた浮腫においても腎におけるNa・体液貯留機転が循環血漿流量維持に貢献する. したがって, 腎におけるNa・体液貯留機転の中心的役割を果たす尿細管機能, 利尿薬の作用機序を理解することが, 原疾患を問わず広く日常臨床の浮腫治療において重要となる. 作用部位の異なる種々の利尿薬が存在するが, 治療の中心は食塩制限とループ利尿薬である. 腎臓病に伴う浮腫の場合, 低アルブミン血症, 糸球体濾過量の低下を認めることも多く, ときに治療抵抗性である. その際には, 他剤との併用, 投与方法・経路などに関して工夫することが重要となる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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