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【特集 “心腎連携”が必要な病態の理解と対策】

コレステロール塞栓症


掲載誌
Fluid Management Renaissance Vol.2 No.1 47-52, 2012
著者名
鈴木 洋通
記事体裁
抄録
疾患領域
その他
診療科目
その他
媒体
Fluid Management Renaissance

「Summary」コレステロール塞栓症は, アテローム硬化症を大動脈に有している患者に発症する疾患である. このような患者に造影剤検査, あるいは心血管系の外科手術を行ったときに10~20%の頻度で発症するといわれている. アテローム硬化症病巣のプラークが破裂し, それが100~200μmの中小動脈に詰まることにより, 全身の臓器にさまざまな障害をもたらす. 最も多いのは, Blue-toeに代表される皮膚の病変である. 次いで生命予後に最も関連するとされている腎臓の小葉間動脈および弓状動脈に起こる腎アテローム塞栓症であり, 一般に急性腎障害あるいは緩徐に進行する腎障害として認められる. コレステロール塞栓症の診断は皮膚生検や腎生検によってなされるが, 一般症状として発熱や初期の好酸球増多症は見逃してはいけない徴候である. 治療法は決定的なものはなく, 支持療法が重要とされている. コレステロール塞栓症は, 英語でもいくつかの表現がなされており, “atheromatous”, “embolization”, “cholesterol crystal embolization”, “atheroembolism”などがある.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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