(座長)川合眞一先生(東邦大学医学部内科学講座膠原病学分野教授)
「関節リウマチ(RA)治療の現況」RAは現在,メトトレキサート(MTX)をはじめとする疾患修飾性抗リウマチ薬(disease modifying anti-rheumatic drugs;DMARDs)を早期より使用し,コントロール不良例では生物学的製剤を併用することで臨床的寛解を目指す治療が基本となっている.MTXはDMARDsのなかでも最も重要なアンカードラッグであり,2011年2月には承認用量が1週間に8mgまでから16mgまでに引き上げられた.そこでわれわれは,当センターでMTXのみを増量したRA患者23例を対象にMTX増量の効果を解析した.対象者の年齢は54.9±12.5歳,罹病期間は9.5±12.0年である.MTX投与量を8mg/週から10.6±1.2mg/週に増量し7.5±2.8カ月観察したところ,結果として臨床的寛解が増量前4.3%から増量後52.2%まで増加した1).腎不全を有する患者や超高齢者は避けるべきであるが,MTXの増量は有用な選択肢のひとつと考えられる.なお,MTXは単剤よりもブシラミンとの併用で有意に高い有効性が得られることが示されており,MTXはほかのDMARDsとの併用投与が有効であると考えている.
「関節リウマチ(RA)治療の現況」RAは現在,メトトレキサート(MTX)をはじめとする疾患修飾性抗リウマチ薬(disease modifying anti-rheumatic drugs;DMARDs)を早期より使用し,コントロール不良例では生物学的製剤を併用することで臨床的寛解を目指す治療が基本となっている.MTXはDMARDsのなかでも最も重要なアンカードラッグであり,2011年2月には承認用量が1週間に8mgまでから16mgまでに引き上げられた.そこでわれわれは,当センターでMTXのみを増量したRA患者23例を対象にMTX増量の効果を解析した.対象者の年齢は54.9±12.5歳,罹病期間は9.5±12.0年である.MTX投与量を8mg/週から10.6±1.2mg/週に増量し7.5±2.8カ月観察したところ,結果として臨床的寛解が増量前4.3%から増量後52.2%まで増加した1).腎不全を有する患者や超高齢者は避けるべきであるが,MTXの増量は有用な選択肢のひとつと考えられる.なお,MTXは単剤よりもブシラミンとの併用で有意に高い有効性が得られることが示されており,MTXはほかのDMARDsとの併用投与が有効であると考えている.

