頭痛をめぐる諸問題
(2)国際頭痛分類第3版beta版(ICHD-3β)日本語版
掲載誌
Headache Clinical & Science
Vol.6 No.1 42-47,
2015
著者名
竹島 多賀夫
記事体裁
抄録
疾患領域
神経疾患
診療科目
脳神経外科
/
神経内科
/
麻酔科
媒体
Headache Clinical & Science
「はじめに」頭痛分類は,頭痛医学の根幹をなすものである.頭痛診療を航海に例えると,国際頭痛分類は海図に相当する.ちなみに,「慢性頭痛の診療ガイドライン」はナビゲーターに,頭痛ダイアリーは航海日誌に例えられる.2013年に国際頭痛分類第3版beta版(ICHD-3β)1)が公開され,2014年には日本語版2)が公開された(図1).いわば,頭痛診療のための海図が書きかえられたということである.ICHD-3βは国際頭痛分類第2版(ICHD-2)3)からの整合性にも配慮されており,現場に混乱をもたらすことがないように設計されているが,近年の頭痛医学の進歩,知見の蓄積を反映して改訂や追加が行われている.頭痛は大きく,第1部:一次性頭痛,第2部:二次性頭痛,第3部:有痛性脳神経ニューロパチー,他の顔面痛およびその他の頭痛に分けられ,13の頭痛グループとその他の頭痛性疾患が規定されている(表1).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

