頭痛の不思議
不思議の国のアリス症候群と片頭痛
掲載誌
Headache Clinical & Science
Vol.4 No.2 43,
2013
著者名
山根清美
記事体裁
抄録
疾患領域
神経疾患
診療科目
一般内科
/
脳神経外科
/
産婦人科
/
神経内科
/
麻酔科
/
老年科
/
小児科
媒体
Headache Clinical & Science
[はじめに] 不思議の国のアリス症候群(Alice in Wonderland syndrome; AIWS)は片頭痛, 特に脳底型片頭痛でみられる症候として注目すべきであると筆者は考えている. AIWSの臨床概念を初めて提唱したのは1955年英国の精神科医Toddによる. Toddは片頭痛およびてんかんなどと密接に関係がある奇妙な症状として, 「不思議の国のアリス」の主人公と同様の症状を体験する一群のあることを論文中に掲載し, 身体像の異常な体験を訴える患者を, 簡単に神経質, 精神障害として片づけることをしないように注意を喚起した. ToddがAIWSを提唱するきっかけとなった「不思議の国のアリス(Alice's Adventures in Wonderland)」は英国の童話作家であるLewis Carrollが1865年に発表した童話であり, 1871年に出版された「鏡の国のアリス(Through the Looking-Glass, and What Alice Found There)」とともに有名である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

