頭痛診療Q&A
Q2 初めてトリプタンを処方する際の注意点を教えてください
掲載誌
Headache Clinical & Science
Vol.4 No.2 41-42,
2013
著者名
飯ヶ谷美峰
記事体裁
抄録
疾患領域
神経疾患
診療科目
一般内科
/
脳神経外科
/
産婦人科
/
神経内科
/
麻酔科
/
老年科
/
小児科
媒体
Headache Clinical & Science
(A) トリプタンを初めて処方するにあたり, 以下の5点に注意が必要である. (1)禁忌となる状態や, 併用薬剤, 妊娠・授乳の有無を確認する1). (2)発作頻度, 強度, 生活支障度, 随伴症状, 患者の嗜好性, 過去の治療歴, 既往歴などを考慮した上で薬剤を選択する1) (本邦では, 経口薬, 点鼻薬, 皮下注射薬の3剤形が使用可能である). (3)服用タイミングの指導を行う1). (4)副作用についての説明をする. (5)服用回数についての指導を行う. ●禁忌・慎重投与 トリプタン5製剤の禁忌はほぼ共通している. 最も重要なものは, 心血管障害, 脳血管障害, 末梢血管障害の症状や既往歴を有する症例への投与禁忌である. トリプタンは血管収縮作用により一過性の血圧上昇を引き起こすことがあり, コントロールされていない高血圧症も禁忌となる. 片麻痺性片頭痛, 脳底型片頭痛, 眼筋麻痺型片頭痛は安全性が確認されていないため禁忌とされている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

