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M-Review

パーキンソン病のVisual View

複雑幻視の機序

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掲載誌
Frontiers in Parkinson Disease Vol.8 No.4 26-29, 2015
著者名
西尾慶之
記事体裁
抄録
疾患領域
神経疾患
診療科目
脳神経外科 / 神経内科
媒体
Frontiers in Parkinson Disease

外界からの知覚入力なしに人や動物などの有意味な対象が見える現象を,複雑幻視という。網膜から視覚皮質に至る視覚経路の異常と,上部脳幹,前脳基底部の上行性神経調節因子(アセチルコリン,ドパミンなど)の異常が,複雑幻視の発生にかかわっていると考えられている。

「はじめに」幻聴が統合失調症をはじめとする内因性精神病の特徴的症候であるのに対して,幻視は主として器質性脳疾患において認められる症候である1)。なかでも,人や動物などの有意味な視覚像にかかわる幻視は複雑幻視と呼ばれ,パーキンソン病(PD)やレビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies:DLB)において高頻度に観察される2)。本稿では,さまざまな神経疾患で認められる複雑幻視とその病態仮説について紹介する。
「複雑幻視の3つの機序」複雑幻視の発生機序は3つに分けられる3)。1つ目が高次視覚皮質に対する刺激性(てんかん性)機序,2つ目が視覚経路損傷による視覚入力遮断による開放性機序(deafferentationもしくはrelease phenomenon),3つ目がアセチルコリンやドパミンなどの上行性神経調節因子の障害,である。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

Frontiers in Parkinson Disease2015年11月号(Vol.8 No.4)

一般臨床医から基礎研究者までを対象としたパーキンソン病診療の知恵袋。

パーキンソン病診断・治療のポイントは何か?最新の治療法は?

パーキンソン病の発症機序はどこまでわかっているのか?

パーキンソン病診療・研究に携わるすべての医療従事者の疑問にお答えするパーキンソン病に焦点を当てた学術情報誌。

<読者対象>パーキンソン病専門医のみならず,プライマリーケア医・基礎研究者を含めた幅広い層を想定。

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