全文記事
誌上ディベート
L-ドーパを初期治療から使用するべきか?
掲載誌
Frontiers in Parkinson Disease
Vol.3 No.3 14-20,
2010
著者名
村田美穂
/
中西一郎
/
三輪英一
記事体裁
誌上ディベート
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全文記事
疾患領域
神経疾患
診療科目
神経内科
/
老年科
/
精神科
媒体
Frontiers in Parkinson Disease
「はじめに」L-ドーパは開発されてすでに50年近く経過した薬剤であるが, 現在もパーキンソン病(PD)治療におけるゴールドスタンダードである. L-ドーパはドパミンアゴニスト(以下, アゴニスト)に比較して, 長期の使用経験があり効果が高く, 特に治療初期の副作用は少ない上, 他の薬物との相互作用も少ない. 用量設定も簡単で, しかも薬価が廉価である. これほど, L-ドーパが優れているように見えるにもかかわらず, 2000年代初頭のガイドラインでは基本的にアゴニストで治療を開始すべきとされたのはなぜか. その理由(誤解?)が解消できれば, L-ドーパを初期治療に使用すべきことは自明であろう. 「アゴニストで治療開始すべきと考えられた根拠」ガイドラインでアゴニストで治療を開始すべきと考えられた根拠は, L-ドーパが疾患を進行させる恐れがあるということと, アゴニストで治療を開始する方が運動合併症の発現を遅らせることができるということが最も重要と考えられたからである.
本企画は問題点をよりクローズアップすることを目的としており, このテーマに対して, あえて一方の見地に立った場合の議論であって, 必ずしも論者自身の確定した意見ではありません.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

