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パーキンソン病のVisual View
パーキンソン病の精神症状
掲載誌
Frontiers in Parkinson Disease
Vol.3 No.1 22-26,
2010
著者名
柏原健一
記事体裁
連載
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全文記事
疾患領域
精神疾患
/
神経疾患
診療科目
脳神経外科
/
神経内科
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精神科
媒体
Frontiers in Parkinson Disease
「パーキンソン病の精神症状」パーキンソン病の精神症状はモノアミン系ニューロンの変性・脱落やレビー小体出現を伴う大脳皮質病変を背景に生じると考えられる. うつは, 大うつ病と比べ罪業感, 自責感, 自殺企図が少なく, 不安, 焦燥感は軽い. 意欲減退(アパシー), 喜びの喪失(アンヘドニア)が主症状である. 精神病症状では幻視が多く, 人物の影や姿, 昆虫, 蛇, 猿などの小動物が見える. 「パーキンソン病の精神症状」「はじめに」パーキンソン病(PD)患者は経過中様々な精神症状を呈する. これら非運動症状が注目されるのは, 運動障害以上に介護者の負担となり1), 患者, 介護者の生活の質(QOL)を劣化させ2)-5), 患者の生命予後や, 認知機能に悪影響を及ぼす6)7)からである. 本稿ではこれら精神症状の頻度, 症状, 発現の背景, 治療などについて, うつ, 幻覚・妄想を中心に概説する.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

