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パーキンソン病診断のコツとPitfall
パーキンソン病の四大徴候
掲載誌
Frontiers in Parkinson Disease
Vol.2 No.2 28-31,
2009
著者名
村田美穂
記事体裁
連載
/
全文記事
疾患領域
神経疾患
診療科目
整形外科
/
神経内科
/
老年科
/
精神科
媒体
Frontiers in Parkinson Disease
「はじめに」 典型的なパーキンソン病の患者さんは外来診察室に入って来たとたんに診断がついてしまうこともよく経験されるが, 実際にはパーキンソン病は奥深く, 診断に苦慮することも少なくない. パーキンソン病の四大徴候も, 典型的なものは問題ないが, 例えば, 固縮とgegen haltenは区別が難しいことも少なくない. そもそも筋力低下はないのに動きが悪いというところからスタートしているはずであるが, 下肢帯筋力低下でpull testで立ち止まれなくても姿勢調節障害と記載されてしまうことがある. 私が症候学について述べるとは全くおこがましいのではあるが, 回診時のレジデントとの対話などのなかで難しいと思うことも少なくないので, まさにPitfallとして(自分が落ちそうであるが)書かせていただきたい. 「振戦」 パーキンソン病の振戦は典型的には静止時の4~5Hz程度の丸薬丸め運動(pill-rolling tremor)である. 病歴をとるときに膝の上の手指が震えていたり, 指鼻試験のときに動かしている方の手の振戦は消失し, 対側の膝の上の手が震えることに気付く.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

