特集 腹膜転移,骨転移,脳転移の集学的治療
骨転移の放射線治療
掲載誌
大腸癌FRONTIER
Vol.6 No.1 32-37,
2013
著者名
高橋健夫
記事体裁
抄録
疾患領域
その他
診療科目
その他
媒体
大腸癌FRONTIER
「Summary」消化器癌の骨転移は化学療法の進歩に伴う治療成績の向上とともに, 発生頻度が増加している. 放射線治療は外科治療に比べ非侵襲的であり, 局所療法であるという特色を有する. 放射線治療は外部放射線治療と内部照射(塩化ストロンチウム89)に分類されるが, 前者は有痛性骨転移, 脊髄圧迫, 切迫骨折が主たる適応であり, 後者は多発性骨転移が適応となる. 放射線治療を行う際には, 病状, PS, 原発巣の制御具合, 期待予後などを加味して, 線量分割等の方針を決定する必要がある. 期待予後が長い場合には, 腫瘍制御を目指した治療も検討すべきである. 有痛性骨転移の症状緩和効果は高く, また脊髄圧迫の場合には可及的速やかに治療を開始する必要がある. 鎮痛剤やビスフォスフォネート製剤などとの適切な併用により, 患者のQOLの向上を目指した治療を行う必要がある. 「はじめに」骨転移は転移性腫瘍の中で最も頻度が高く, 前立腺癌や乳癌, 腎癌などで多く認められる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

