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最新の大腸癌補助化学療法

【直腸癌の術前, 術後補助療法(化学放射線も含む)】国内直腸癌手術単独療法の成績と課題


掲載誌
大腸癌FRONTIER Vol.3 No.1 24-29, 2010
著者名
金光 幸秀 / 平井孝 / 小森康司
記事体裁
特集 / 全文記事
疾患領域
消化器 / 癌
診療科目
一般外科 / 消化器外科
媒体
大腸癌FRONTIER

「Summary」 国内における直腸癌治癒切除症例の術後5年生存率は, 結腸癌よりもStage IIで約7%, Stage IIIでは11~15%ほど低い. 結腸癌に比べて直腸癌の予後が不良な原因としては, 局所再発率と肺転移再発率の高いことがあげられる. 局所再発を低下させるために, わが国では骨盤内リンパ節の郭清(側方郭清)を伴う自律神経温存手術が広く行われており, 手術療法を重視した独自の道を発展させてきた. 一方欧米では, 側方郭清を行わずに, いわゆる直腸固有筋膜のみを切除するtotal mesorectal excision(TME)によって低い術後局所再発率を報告している. 側方郭清が局所再発を減らし予後に寄与したとする検討や寄与しないとする検討があるが, すべてretrospectiveな検討であるため, 現在JCOG大腸がんグループで行われている側方郭清 vs. TMEランダム化比較試験(JCOG0212)の結果が待たれている. 直腸癌の肺転移再発率が高い理由が, 側方転移陽性例はsystemic diseaseであるというのなら, 手術療法単独では不十分であり集学的治療が求められる. 今後は, このようなハイリスク症例と, 側方郭清を行わなくても治癒するローリスク症例を明らかにする必要がある.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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