Q&Aで綴るレジデント・ノート―専門医がわかりやすく解説―
No.2 大腸癌取扱い規約による病期分類とDukes分類,TNM分類との違いを教えて下さい.
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- 大腸癌FRONTIER Vol.1 No.1 80-81, 2008
- 著者名
- 問山 裕二 / 井上 靖浩 / 三木 誓雄 / 楠 正人
- 記事体裁
- 連載 / Q&Aシリーズ / 全文記事
- 疾患領域
- 消化器 / 癌
- 診療科目
- 消化器内科 / 消化器外科
- 媒体
- 大腸癌FRONTIER
「Answer」大腸癌の病期は, 深達度, リンパ節転移, 遠隔転移の3つの予後規定因子により分類されます. 大腸癌取扱い規約は, これにさらに病期による治療法を加えてある点が異なります. 「大腸癌の病期分類」大腸癌の病期分類は, 臨床所見あるいは病理組織学的所見によって評価された癌の進行度を分類し, 患者の治療方針を決定する際の指標となるものです. したがってその分類は, 患者の予後を客観的に, より正確に予測できるものでなければなりません. 一方で, 癌の予後をより個別化し, 正確なものとするためには, 検討される項目は必然的に多くならざるをえませんが, 世界的に広く用いられる分類にするには, 普遍的かつ必要最小限の因子で有効性が検証できるものが求められます. その観点から1932年にDukesは, 進行度分類を病期分類のシステムとして確立し, Dukes分類として報告しました1). Dukes分類は, 基本的にリンパ節転移の有無で大別し, さらにリンパ節転移のない病変を癌の浸潤が固有筋層を超えるか否かで分類したものです.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
