新刊
てんかん余話
John Hughlings Jacksonの業績と生きた時代(前編)
掲載誌
Epilepsy
Vol.19 No.2 65-69,
2026
著者名
山内 俊雄
記事体裁
抄録
/
連載
/
コラム
疾患領域
神経疾患
/
小児疾患
診療科目
神経内科
/
脳神経外科
/
小児科
/
精神科
媒体
Epilepsy
John Hughlings Jackson(ジョン・ヒューリングス・ジャクソン)は,てんかん発作の1つであるジャクソン発作の名前で日本でもよく知られているが,ジャクソンが英国神経学の父(Father of English Neurology)と称されるにはそれにふさわしい業績があり,英国の神経学の礎を築いたといわれるだけの人格・識見も伴っていたからであろう.
しかし,ジャクソンが赫赫たる業績を挙げたのは,神経学の基本的知識がかたち作られつつあった時代にあって,それらの知見を取り入れながら,中枢神経系の機能とその病態を力動的疾病論として展開したのであるが,それが可能であったのは,脳神経学が華々しく進歩・発展した絶妙なタイミングと相まって,ジャクソンの能力の開花に結び付いたからなのではないかと考えられる.
そこで,本稿では,前編として①ジャクソンの生い立ちの概要を述べた後に,②ジャクソンに影響を与えたと思われる当時の脳神経学の発展の様子を通覧し,後編としてそれらの時代背景を踏まえて,③ジャクソンの業績について述べ,ジャクソン理解の一助としたい.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

