診断と治療(Epilepsy)
Precision epilepsy surgery デジタル技術の活用
掲載誌
Epilepsy
Vol.19 No.2 27-34,
2026
著者名
佐藤 洋輔
記事体裁
抄録
/
連載
疾患領域
神経疾患
/
小児疾患
診療科目
神経内科
/
脳神経外科
/
小児科
/
精神科
媒体
Epilepsy
てんかんにおける発作症状は多岐にわたり,さまざまなモダリティを用いても病変部が明瞭に可視化できないことが多いために正確な診断が困難である.てんかん焦点の診断には脳波を用いた電気生理学的評価が必須であり,発作直前期や発作期における脳波変化や棘波などの指標が用いられている.ただし,こうした指標は発作が生じないと評価できないこと,正常な脳活動も含まれてしまうこと,時に侵襲的に頭蓋内電極を留置しなければ観測できないなどの課題がある.近年,脳波データはデジタル化され,数理学的アプローチによって多角的な解釈ができるようになった.筆者は,脳波データにデジタル技術を活用することで,正確なてんかん焦点評価に基づいたprecision epilepsy surgeryを実践中である.本稿では,これらの技術開発にかかわるこれまでの研究について解説する.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

