γ-アミノ酪酸(gamma-aminobutyric acid:GABA)は,クロライドイオン(Cl-)透過性GABAA受容体チャネルを開き,Cl-は電気化学的勾配に従って流入し,膜電位を過分極させ抑制作用をもたらす.したがって,GABAの抑制作用は細胞内Cl-濃度([Cl-]i)によって変動するCl-の駆動力に依存する.[Cl-]iが高く,静止膜電位に対してCl-平衡電位が正であると,GABAは膜電位を脱分極させ,活動電位の閾膜電位を超えた場合,GABAの作用は興奮性になる1).