Special Articles(Epilepsy)
てんかんと障害者歯科
掲載誌
Epilepsy
Vol.7 No.2 15-19,
2013
著者名
篠塚修
記事体裁
抄録
疾患領域
神経疾患
/
その他
診療科目
脳神経外科
/
神経内科
/
小児科
/
その他
媒体
Epilepsy
「はじめに」障害者歯科(スペシャルニーズデンティストリー)の対象の中核的存在は, 障害者基本法に規定されている知的障害, 身体障害や精神障害のある人たちである. しかし, それのみならずすべての年齢層で歯科医療において特別な知識, 技術や配慮をもって対応することが必要な人たち(スペシャルニーズのある人たち)もその対象である. すなわち, 歯科的なスペシャルニーズのある人たちに対して, 適切な対応(スペシャルケア)を行うのが障害者歯科である1). 障害者歯科の分野において, てんかんのある人たちの占める割合は大きく2), てんかんのある人たちに対する歯科医療は重要な課題のひとつである. 障害者歯科におけるてんかんの問題点としては, フェニトイン(phenytoin: PHT)による薬物誘発性歯肉増殖症と発作時の転倒などによる歯・口腔の外傷が挙げられる. 「1 薬物誘発性歯肉増殖症」Kimball 3)がPHTによる歯肉増殖を報告して以来, PHTの副作用としての歯肉増殖に関しては数多くの報告がなされている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

