てんかん余話
ポケモン事件(1997年)
掲載誌
Epilepsy
Vol.7 No.1 77,
2013
著者名
高橋剛夫
記事体裁
抄録
疾患領域
その他
診療科目
その他
媒体
Epilepsy
事件は1997年12月16日の夕刻に起きた. 人気番組『ポケットモンスター(ポケモン)』が国内の広範な地域で放映され, 番組中のたった4秒続いた12Hzの青/赤点滅の映像によって, 685人に及ぶ若年者に光感受性発作が同時多発するという前代未聞のものであった1). 事件の国内・国外に与えた衝撃は大きく, 光感受性てんかん研究を一挙に深化・発展させた. 振り返ると, 開業後も継続していた私の光感受性てんかんの研究が, 早期の収束に大きな役割を演じたように思う2). ロンドン会議は1993年9月に開催された. 同年の1月, テレビゲーム中にてんかん発作を起こして死亡する不幸な1事例が英国で報じられ, そのニュースは国内でも大きく取り上げられた. 会議に出席した私は, 今もって辛い思いに満たされている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

