全文記事
てんかん余話
Talairachについて
掲載誌
Epilepsy
Vol.4 No.1 72-73,
2010
著者名
堀智勝
記事体裁
連載
/
コラム
/
全文記事
疾患領域
神経疾患
診療科目
脳神経外科
/
神経内科
媒体
Epilepsy
Jean Talairach(タレラック)先生は, 1911年仏カタロニア地方の首都ペルピニャンに産まれた. 音楽(バイオリンを弾かれた)や地理・建築などに興味をもっていたが, モンペリエとリヨンの医学校を卒業し, 1938年にはパリに行き精神科医となりSainte-Anne(サンタンヌ)病院に以後70年以上在籍することになった. タレラック先生が96歳で亡くなられた場所も, 彼がリタイアする前から使用していた部屋であった. AjurriaguerraやHecaenに触発され神経解剖に興味をもち, 脳深部構造の局在を明確にすることがタレラック先生の命題1)となった. CTもMRIもない時代であったが, 定位脳手術の独自のフレームを作成し, 頭部を固定しているフレームの両側に2つのグリッドをつけ, 約4.75mの距離から左右のグリッドの小孔がピタリと重なるようにX線管の位置をレーザービームなどを利用して調整し, 脳室撮影・血管撮影などを行う特別の手術室(chapelleと命名されていた)を作成した.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

