2016年度のドライアイリサーチアワードは,いずれも内容の充実したとても優れた論文の応募が多かったが,なかでも際立った臨床,基礎分野からそれぞれ1名が選ばれた。
1人目の受賞者は,国立病院機構東京医療センターの時代から山田昌和先生と涙液や角結膜について様々な角度から研究し続けてこられた重安千花先生で,今回はジクアホソルナトリウム点眼の臨床的効果を検討したものである。この論文によると,我々の臨床における印象を裏づけるように,4週間の点眼で涙液量が増加し,それにより角結膜上皮障害は低下,涙液の安定性も両者が相まって有意に上昇している。ジクアホソルナトリウム点眼の効果はその基礎的データからも示されているように,涙液量の増加に加え,杯細胞からの分泌型ムチンを点眼後数分のうちに促進させることがわかっているが,臨床においても同様の薬理効果がシアル酸の増加からも示されている。
1人目の受賞者は,国立病院機構東京医療センターの時代から山田昌和先生と涙液や角結膜について様々な角度から研究し続けてこられた重安千花先生で,今回はジクアホソルナトリウム点眼の臨床的効果を検討したものである。この論文によると,我々の臨床における印象を裏づけるように,4週間の点眼で涙液量が増加し,それにより角結膜上皮障害は低下,涙液の安定性も両者が相まって有意に上昇している。ジクアホソルナトリウム点眼の効果はその基礎的データからも示されているように,涙液量の増加に加え,杯細胞からの分泌型ムチンを点眼後数分のうちに促進させることがわかっているが,臨床においても同様の薬理効果がシアル酸の増加からも示されている。

