はじめに  シェーグレン症候群(Sjögren's syndrome:SS)は,涙腺,唾液腺の慢性炎症性自己免疫疾患であり,涙液減少型ドライアイの代表疾患(SSドライアイ)である(図1)。自己抗体(抗SS-A/Ro抗体,抗SS-B/La抗体,リウマチ因子,抗核抗体)が高頻度で陽性となるが,抗セントロメア抗体陽性のSSも存在する1)。研究レベルでは,抗α-フォドリン抗体2),ムスカリン受容体であるM3Rに対する抗体3)が,SS患者で証明されている。