「睡眠呼吸障害の認識の拡大」近年,睡眠呼吸障害(Sleep Disordered Breathing:SDB)あるいは睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome:SAS)に関するマスコミの報道も多くなり,交通機関の運転手への検査の徹底,さらには道路交通法の改定など,SASが昼間の眠気を増大し,社会の生産性の低下や危険増加に強く関連していることは広く認識されるようになった。過剰な眠気で,授業や勤務時に非常に困っている患者がおり,このような患者を正しく診断し,治療する必要があることは論を待たないが,実はSASはさまざまな内科系疾患と密接な関連性があることが,近年数多くの研究から明らかになってきている。SASはさまざまな因子が複合して生じる。生来の顎・顔面・気道の解剖学的形態,加齢による組織の緩み,気道開大筋の神経あるいは筋そのものの異常・機能低下,体液の過剰な移動,そして最大の危険因子と考えられている肥満などがそうした危険因子である。
「Key Words」睡眠時無呼吸症候群,睡眠呼吸障害,肥満,血管内皮,低酸素
「Key Words」睡眠時無呼吸症候群,睡眠呼吸障害,肥満,血管内皮,低酸素

