今回,米田正始先生には申し訳ないことをした。本来大好きなチョコレートを否!の立場から論じてもらったからだ。僕もチョコレートは大好きなので,ここはとても公平な議論はできそうもない。体に悪いとしても“ごきげんにはチョコレートは必要だ!”くらいのノリで,最初からチョコレート賛成なのだ。とはいえ,チョコレートは高カロリーであり,毎日大量に食べていればそれなりに太る。糖分の多いミルクチョコレートでは血糖値も上がる,というようにマイナスもある。しかし,板倉弘重先生が論じているように,チョコレートの健康効果も大きい。ちょっと前に,Lancetに国ごとのチョコレートの消費量とノーベル賞受賞率が正の相関をするという有名な論文が載ったのは記憶に新しい。やっぱりチョコレートはアンチエイジング医学にプラスのようだが,血糖値が上がらないなど,さらなる工夫がされた体によいチョコレートの開発が望まれるところである。

チョコレートはアンチエイジング食品として期待できる/板倉弘重
「非」の立場から,チョコレートは体に悪い?/米田正始