誌上ディベート
EDTAキレーションの是非
掲載誌
アンチ・エイジング医学
Vol.9 No.6 68-75,
2013
著者名
澤登雅一
/
新村 健
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
/
アンチエイジング
診療科目
一般内科
/
循環器内科
/
老年科
媒体
アンチ・エイジング医学
「はじめに」キレーション療法は, 有害金属の蓄積による中毒症状の予防・治療として始められ, その歴史は古く, 1940年代から行われている. エチレンジアミン四酢酸(ethylene diamine tetraacetic acid:EDTA)というキレート剤を用い, 鉛中毒に対して行われたのが始まりである. EDTAキレーションは動脈硬化性疾患にも有効であると考えられており, 2007年のNational Health Statistics Report(米国健康統計報告書)によると, 11万1千例もの患者がキレーション療法を受けている. しかし, キレーション療法が動脈硬化性疾患に対する治療法として本当に有効かどうかについては, 数十年来, 議論が続いている. 今日まで, その効果を明らかにするための大規模で長期にわたる臨床試験は行われていなかったが, 2012年, この議論の転機となる臨床試験の結果が報告され, 動脈硬化性疾患に対するキレーション療法に新たなエビデンスが得られた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

