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ビタミンEを摂る?摂らない?


掲載誌
アンチ・エイジング医学 Vol.8 No.6 81-89, 2012
著者名
坪田 一男 / 瀧谷公隆 / 竹田秀
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌 / 糖尿病 / 消化器 / 骨・関節 / アンチエイジング
診療科目
一般内科 / 循環器内科 / 整形外科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 神経内科 / 老年科
媒体
アンチ・エイジング医学

今回は古くて新しい話題である. 「抗酸化ビタミンの代表選手である“ビタミンE”を, 多めに摂るか摂らないか」の選択だ. エイジングの酸化ストレス仮説によれば, 活性酸素からのダメージを減らしたほうがよいので, 当然ビタミンEは多めに摂っておいたほうがよいとなる. 眼科領域では, 特にビタミンA, C, Eと亜鉛, 銅の組み合わせのいわゆるAREDSサプリが, 加齢黄斑変性の進行を抑制することが大規模疫学研究でわかっているので, 「ビタミンEはしっかり摂ったほうがよい」と考える先生も多いだろう. そこで, 大阪医科大学の瀧谷公隆先生にビタミンE摂取派として論陣を張ってもらった. 特に糖尿病と非アルコール性肝障害にはよいというのは頷ける. 一方, 最近になって「ビタミンEの大量摂取は前立腺癌の可能性を上げる」という論文がJAMAに出て話題となっている. そこで, 慶應義塾大学の竹田秀先生に「ビタミンEの多めの摂取は考え物だ」という視点から論陣を張ってもらった. 竹田先生は最近, ビタミンEが骨折のリスクを上げる可能性があるメカニズムをNature Medicineに発表されて注目を浴びている. ただし, ここで使われているのはαトコフェロールだけである. 僕たちアンチエイジング医学の専門医は, ビタミンEについては必ず8種類の天然ビタミンEを使うことが基本なので, この点は実際の臨床とは異なると思われる. さて, 皆様はどう考えますか?
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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