【特集 レスベラトロール】
レスベラトロールとポリフェノールの構造
掲載誌
アンチ・エイジング医学
Vol.8 No.6 26-33,
2012
著者名
大澤俊彦
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌
/
アンチエイジング
診療科目
一般内科
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循環器内科
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腎臓内科
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糖尿病・代謝・内分泌科
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神経内科
/
老年科
媒体
アンチ・エイジング医学
「はじめに」ポリフェノールは, 今や新聞や雑誌, テレビなどのジャーナリズムの分野ででも, 一般的な言葉として広く使われている. 「ポリフェノール(polyphenols)」は「植物性タンニン類(vegetable tannins)」と呼ばれ, その語源は「tanning(皮なめし)」に由来し, 特にカシの皮(oak bark)の抽出物が頻繁に用いられた. その後, 木材化学や漢方薬, 生薬などの分野で用いられてきた「ポリフェノール=タンニン」の概念は, 食品工業の発展とともに広がり, フィトケミカル(植物性素材)として存在するポリフェノールに加え, 食品の加工・貯蔵・調理中における二次的なポリフェノールの生成も注目されるようになってきた. たとえば, 果樹の濃縮物やジュース製造工程における酵素的, 非酵素的な褐変反応に基づくポリフェノールの生成や, 紅茶やウーロン茶, ココアの発酵過程におけるポリフェノールの生成, さらには, ビールや赤ワイン醸造でのポリフェノールの生成と機能性などである1).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

