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【基礎】環境を感知する―Aryl hydrocarbon receptor―


掲載誌
皮膚アレルギーフロンティア Vol.22 No.2 15-20, 2024
著者名
辻 学
記事体裁
抄録 / 特集
疾患領域
アレルギー・免疫 / 皮膚疾患
診療科目
皮膚科
媒体
皮膚アレルギーフロンティア
Key Words
芳香族炭化水素受容体(AhR) / アトピー性皮膚炎(AD) / 乾癬 / 皮膚の恒常性 / かゆみの機序

芳香族炭化水素受容体(AhR)は,細胞が化合物に曝露されることによって活性化される受容体である.AhRは外的異物に応答する臓器である皮膚,肺,肝臓に高い発現が認められている.AhRはダイオキシンの受容体として同定され,薬物代謝に関する働きが解明された.その後,AhRノックアウトマウスが作製され,AhRは皮膚を含む臓器の恒常性を保つために重要な働きをしていることが明らかとなった.さらに,AhRに結合するリガンドとして,ダイオキシン以外の化合物として内因性・外因性物質が同定された.AhRによって活性化されるシグナルには,genomic経路(canonical経路/non-canonical経路),non-genomic経路があり,これらが生体応答に対して複合的に関与する.最近の皮膚科研究では,AhRは皮膚のバリア機能,免疫応答,かゆみの発生において重要な役割をすることが明らかとなった.乾癬,アトピー性皮膚炎(AD)の治療において,AhRは治療ターゲットとして注目されている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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