本邦1),欧州2),米国3)の診療ガイドラインに示される蕁麻疹の治療ステップの概略を表1に示す.第二世代ヒスタミンH1受容体拮抗薬(以下,H1受容体拮抗薬)の内服が基本で,効果不十分の場合は増量,という点はおおむね共通である.次の段階として本邦では,抗ロイコトリエン薬,H2受容体拮抗薬など補助的治療薬を併用し,それでも症状が激しい場合には必要最低限の期間,少量の副腎皮質ステロイド薬を全身投与する.さらなる難治例には,試行的治療として高用量の副腎皮質ステロイド薬やシクロスポリンなどの免疫抑制薬が候補に挙がる.しかし,副作用リスクが高い,免疫抑制薬については保険適用がない,といった問題点もある.
スキルアップのためのQ&A
慢性蕁麻疹のこれからの治療について教えてください
掲載誌
皮膚アレルギーフロンティア
Vol.15 No.3 43,
2017
著者名
森桶聡
/
秀 道広
記事体裁
抄録
疾患領域
皮膚疾患
診療科目
皮膚科
媒体
皮膚アレルギーフロンティア
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

