【特集 抗ヒスタミン薬~新たな地平~】
ヒスタミンの生理作用:“善玉”としてのヒスタミン
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- 掲載誌
- 皮膚アレルギーフロンティア Vol.11 No.2 7-12, 2013
- 著者名
- 飯田智光 / 三浦大和 / 長沼史登 / 中村正帆 / 吉川雄朗 / 谷内 一彦
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 呼吸器 / アレルギー・免疫 / 耳鼻科疾患 / 皮膚疾患 / 眼疾患
- 診療科目
- 呼吸器内科 / アレルギー科 / 皮膚科 / 眼科 / 耳鼻咽喉科
- 媒体
- 皮膚アレルギーフロンティア
「Summary」ヒスタミンは, 1910年にDaleらによりその作用が見出されて以来, その生理作用について多くの研究が行われている. また, ヒスタミンH1, H2受容体拮抗薬を開発したDaniel Bovet, Sir James W. Blackが, それぞれ1957年, 1988年にノーベル医学生理学賞を受賞し, 創薬により人類に多大な貢献をしている. 近年, 遺伝子ノックアウトマウスがH1~H4受容体, ヒスチジン脱炭酸酵素(HDC)で作製されており, さらにH1受容体のX線解析も最近になって報告されている. ヒスタミンはアレルギーの起因物質として考えると“悪玉”と考えられていたが, 最近の研究からヒスタミンの生理作用は生体にとって有益であることが多いことが示されてきた. 「1 ヒスタミンの合成と分布」ヒスタミンは, アミノ酸であるL-ヒスチジンからHDCによって合成される生体アミンである(図1).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
