写真で学ぶアレルギー
これがコリン性蕁麻疹だ!
掲載誌
皮膚アレルギーフロンティア
Vol.10 No.2 70,
2012
著者名
早川順
記事体裁
抄録
疾患領域
アレルギー・免疫
/
皮膚疾患
診療科目
アレルギー科
/
皮膚科
媒体
皮膚アレルギーフロンティア
「Point! 運動, 精神緊張などの発汗に伴い生じる小型の膨疹である」患者: 30歳代半ば男性. 主訴: 小型の膨疹. 臨床経過: 初診の半年前から自転車走行時に四肢にチクチクした痛みとともに小型の皮疹が出現するようになった. 皮疹は約2時間で消失したが, 以後同様の症状をくり返す. 初診時の臨床像を図1に示す1). 「1. 臨床所見, 病態写真」コリン性蕁麻疹は, 運動や入浴に伴う体温上昇時や精神緊張, ストレスなどにより生じる小型の膨疹を特徴とする. 体幹では粟粒大の丘疹状膨疹として生じ, しばしば著明な紅暈を伴う(図2, 別症例, 20歳代前半男性). 診断は, 時間をかけて問診を行い, (誘発により)皮疹を確認できれば比較的容易である. 腹痛, 全身倦怠感, 頭痛などを伴う場合も存在する. 病因として, ピロカルピンなどのコリン作動性物質の皮内投与により膨疹が誘発されることから, コリン作動性神経からのコリン様物質が関与していると考えられている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

