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Q 慢性蕁麻疹に抗ヒスタミン薬の増量は有効か


掲載誌
皮膚アレルギーフロンティア Vol.10 No.2 66, 2012
著者名
亀好良一
記事体裁
抄録
疾患領域
アレルギー・免疫 / 皮膚疾患
診療科目
アレルギー科 / 皮膚科
媒体
皮膚アレルギーフロンティア

「A」慢性蕁麻疹治療の第一選択薬は, 鎮静作用の弱い第二世代の抗ヒスタミン薬であるが, 通常量(添付文書に記載された用量)の投与で十分な効果が得られない場合, 同じ薬剤を増量することでより高い効果が得られることが経験的に知られている. しかし, その検証はあまりなされていない(表1). 経時的に薬剤を増量した場合の症状改善について, 蕁麻疹の自然経過と増量の効果を区別することは困難である. セチリジン塩酸塩については, ランダム化比較試験により増量の有効性が示されている1)一方で, その効果について否定的な報告もある2). レボセチリジン塩酸塩とデスロラタジンの増量効果の検討3)では, 症状が消失した症例数について両薬剤で増量効果が認められているが, 個々の症例についてみると, 増量により得られる効果には個人差が大きく, 約15%の症例では4倍量まで増量しても蕁麻疹による不快感の改善率が10%以下であった.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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