【特集 円形脱毛症フロンティア】
円形脱毛症の治療(1)―局所免疫療法の治療の実際―
掲載誌
皮膚アレルギーフロンティア
Vol.10 No.1 27-31,
2012
著者名
入澤亮吉
/
坪井良治
記事体裁
抄録
疾患領域
アレルギー・免疫
/
皮膚疾患
診療科目
アレルギー科
/
皮膚科
媒体
皮膚アレルギーフロンティア
【要約】 2010年に「日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン2010」のなかで円形脱毛症の治療アルゴリズムが発表され, 局所免疫療法はステロイド局注と並んで推奨度Bとされ, 円形脱毛症治療の重要な柱として認識されるようになった. 円形脱毛症は自然治癒をする疾患である一方, 再発率の高い疾患でもあり, 長期に一進一退をくり返すことが多い. 本稿では円形脱毛症に対する局所免疫療法の治療効果, 適応, 実際の治療方法などを述べるとともに, 副作用や保険適応外の治療であることなど, その問題点についても概説した. 【はじめに】 2010年に「日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン2010」が発表された1). このなかで局所免疫療法は, 推奨度B, 年齢を問わず, 症状の固定した脱毛巣が被髪頭部全体の25%以上の多発型, 全頭型や汎発型の症例に対して, 第一選択として行うべきであると記載された. 一方, 今まで一般的に行われていたステロイド外用, 塩化カルプロニウム外用, 冷凍療法, PUVA療法などは推奨度レベルがC1と記載され, 局所免疫療法のエビデンスに基づく効果の優位性が示された.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

