「Summary」脳動脈疾患(CVD),冠動脈疾患(CAD),末梢動脈疾患(PAD)は不安定粥腫の破綻を契機に形成される血小板血栓による動脈の閉塞というメカニズムを共有し,アテローム血栓症(ATIS)と総称される。ATISは血小板依存性疾患病態であることから,抗血小板療法の適応がある。これらの血管イベント予防に用いられている主な抗血小板薬には,アスピリン,クロピドグレル,シロスタゾールがある。おのおのの単独療法による脳卒中予防効果には限界があることから急性期脳梗塞例にはアスピリンとクロピドグレルの併用療法が行われるが,長期の併用療法は出血のリスクが脳卒中再発予防効果を上回ってしまうことから推奨されない。
特集 新規抗血栓治療薬の実臨床における問題点
2.アテローム性脳梗塞症と抗血小板療法
Atherothrombotic stroke and antiplatelet therapy
掲載誌
Angiology Frontier
Vol.15 No.2 20-27,
2016
著者名
内山 真一郎
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
/
血液
/
脳血管障害
診療科目
消化器外科
/
心臓血管外科
/
一般外科
/
血液内科
媒体
Angiology Frontier
Key Words
アテローム血栓症,再発予防,アスピリン,クロピドグレル,シロスタゾール
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

