「Summary」内頸動脈狭窄症に対するカテーテル治療(頸動脈ステント留置術(CAS))は,直達手術(頸動脈内膜剝離術(CEA))に遅れて発展してきた。当初は周術期の脳梗塞リスクが高く症例を限定して行われる治療であったが,術前プラーク診断によるリスク評価の発達や手技中の遠位塞栓を防止するプロテクションデバイスの進歩に伴って治療成績は向上し,安全性・有効性のいずれにおいてもカテーテル治療は直達手術に肩を並べつつある。直達手術より低侵襲でありながら同等の効果を得られる治療法として有用であるとともに,従来治療困難であった慢性閉塞病変への応用なども含め,頸動脈に対するカテーテル治療は今後,さらなる適応拡大および成績向上が期待される。
特集 血管内治療と外科的治療 Up-To-Date
頸動脈狭窄症に対する血管内治療の役割・限界
The role and limitation of endovascular therapy for carotid artery stenosis
掲載誌
Angiology Frontier
Vol.15 No.3 52-57,
2014
著者名
小泉 聡
/
庄島 正明
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
診療科目
心臓血管外科
媒体
Angiology Frontier
Key Words
内頸動脈狭窄症,カテーテル治療,頸動脈ステント留置術,プラーク診断,プロテクションデバイス
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

