「Summary」抗血小板薬の有用性は多くの大規模臨床試験により示されているが, その血小板機能抑制効果には大きな個体差が存在し, アスピリンやクロピドグレルを服用しているにもかかわらず血小板機能抑制効果が十分に認められない患者は, 5~45%(評価法により頻度は大きく異なる)存在する. 抗血小板薬による血小板機能抑制効果が低い群においては, 抗血小板療法時の心血管イベントの発症率が高いことから抗血小板薬のモニタリング研究が進められているが, 現状として抗血小板薬モニタリングは研究の域を超えていない. 現在定まっていないカットオフ値の設定を行い, 日常診療で用いることができる検査プロトコールの確立が必要である. 「はじめに」抗血小板薬は動脈血栓の主体となる血小板の機能抑制に働き, その有用性は多くの大規模臨床試験により示されている. 血栓症の患者増加を背景に, 抗血小板薬の需要は世界各国において高まっている.
特集 抗血栓療法の最新の動向
抗血小板療法モニタリングの現状と問題点
Antiplatelet therapy: update in the clinical usefulness of platelet function testing
掲載誌
Angiology Frontier
Vol.12 No.3 43-48,
2013
著者名
松原 由美子
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
/
脳血管障害
診療科目
脳神経外科
/
心臓血管外科
/
神経内科
/
循環器内科
媒体
Angiology Frontier
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

