「Summary」糖尿病患者の心血管疾患イベント抑制への治療戦略として, 新規糖尿病治療であるインクレチン製剤, すなわちジペプチジルペプチダーゼ(DPP)-4阻害薬とグルカゴン様ペプチド(GLP)-1受容体作動薬が注目されている. 動物・培養細胞実験において抗動脈硬化作用, 血管内皮保護作用を示す報告が多数されており, また, レトロスペクティブに検討した臨床研究においてもインクレチン療法の心血管疾患イベント抑制効果が示され, 心血管保護作用が大いに期待されている. しかし, インクレチン製剤の使用は比較的最近であること, 急性膵炎や感染症といった懸念もあることから, さらなるエビデンスの構築が待たれるところである. 「はじめに」糖尿病は心血管疾患イベント発症の重要な危険因子であり, イベント抑制の有効な治療戦略の検討が必要である. そこで, 現在注目されているのが新たな糖尿病治療として広く用いられるようになったインクレチン療法である.
特集 インクレチンと心血管障害
DPP-4阻害薬による心血管イベント抑制作用
掲載誌
Angiology Frontier
Vol.12 No.1 33-39,
2013
著者名
松原 純一
/
杉山 正悟
/
小川 久雄
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
/
脳血管障害
/
糖尿病
診療科目
老年科
/
神経内科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
/
一般内科
/
腎臓内科
/
循環器内科
媒体
Angiology Frontier
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

