脂肪組織・代謝組織と血管の相互作用
アディポサイトカインによる脂肪・血管相互作用
Role of adipocytokines;cross-talk between fat tissue and vasculature
掲載誌
Angiology Frontier
Vol.10 No.4 39-44,
2011
著者名
大内 乗有
記事体裁
特集
/
抄録
疾患領域
循環器
診療科目
循環器内科
媒体
Angiology Frontier
Key Words
アディポネクチン
/
血管
/
動脈硬化
/
抗炎症作用
血管病,特に動脈硬化性疾患の原因として肥満,特に内臓脂肪蓄積の関与は明らかであるが,その発症機序や病態は十分には解明されていない。脂肪細胞から分泌される生理活性物質アディポサイトカインの1つであるアディポネクチンは,肥満,特に内臓脂肪蓄積に伴ってその血中濃度が低下する。アディポネクチンは血管壁構成細胞に直接作用し,種々のシグナル伝達物質の活性を変化させ,内皮細胞機能を促進することや炎症性反応を抑制することにより血管病を制御する。アディポネクチンは多面的作用をもつアディポサイトカインであり,肥満症に伴うさまざまな血管病の発症,進展に防御的に作用することが示唆される。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

