【特集 造影剤腎症】
非侵襲的造影検査(造影CT)における造影剤腎症
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- 掲載誌
- Nephrology Frontier Vol.12 No.3 38-41, 2013
- 著者名
- 粟井和夫 / 山下康行 / 林 宏光 / 桑鶴良平 / 田村正三
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 腎臓
- 診療科目
- 腎臓内科 / 泌尿器科 / 放射線科
- 媒体
- Nephrology Frontier
「SUMMARY」以前は造影CTにおける造影剤腎症の頻度は5%程度と考えられていたが, 最近の研究ではこれよりもかなり低い可能性が指摘されている. しかしながら, 現時点では, 腎機能低下患者にヨード造影剤を投与した場合に腎機能の悪化をきたすことが否定できない. したがって, このような患者に対して造影CTを実施する場合は, 事前のリスク因子の評価および予防策を実施した上で, 診断上最小限の造影剤量を使用することが重要である. 「I. はじめに」現代においてCT検査が最も基本的な画像診断法であることは論を待たないが, CT検査の半数以上で, 診断上, ヨード造影剤の投与が必要である. 腎機能低下患者では造影剤腎症を生じる可能性があるが, CT検査が予定されている患者の20%程度は, eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能低下を有する患者である1). しかしながら, 腎機能やリスク因子など全く考慮せずに, 造影CTのオーダーを行う医師が多数いるというのが実情である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
