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腎生理の基礎知識

第20回 酸塩基平衡と腎による調節(3)―酸塩基平衡に関与する分子群―


掲載誌
Nephrology Frontier Vol.11 No.1 60-70, 2012
著者名
関根孝司
記事体裁
抄録
疾患領域
腎臓
診療科目
一般内科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科 / 手術・救急 / 小児科
媒体
Nephrology Frontier

「はじめに」これまで2回の連載で, 生体(特に腎臓)における酸塩基平衡調節機序について概説した. 腎臓は呼吸調節と連関することにより, (1)糸球体濾過されたHCO3-の再吸収 (2)HCO3-の産生(新生) (3)尿pHを著しく低下させず管腔側に(リン酸, アンモニウム塩などとして)H+を排泄している. こうした腎臓の機能は酸塩基平衡において中軸にある. 図1には, これまで2回の連載で述べてきた酸塩基平衡調節を担う分子を記した. 今回の連載では, 「腎による酸塩基平衡と調節」の最後として「腎臓にて酸塩基平衡を担う分子の構造と機能」について記す. 「腎臓にて酸塩基平衡を担う分子の構造と機能」図1に, 前回までに述べた酸塩基平衡を司る分子群(近位尿細管および皮質集合管に存在)を記した. これらの分子は大きく以下の輸送体群に分類される1)-5). (1)Na+-H+ exchanger (NHE) family (Solute Carrier family 9: SLC9) (2)Anion exchanger (AE) and Bicarbonate transporter (NBC) family (SLC4) (3)H+-ATPase (V-type ATPase: ATP6)以下, それぞれの分子(特に膜輸送体分子)について述べる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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