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腎生理の基礎知識

第9回 尿濃縮・希釈機構(1)尿濃縮・希釈機構の基礎(対向流交換系と増幅系)

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掲載誌
Nephrology Frontier Vol.8 No.1 51-55, 2009
著者名
関根孝司
記事体裁
連載 / 全文記事
疾患領域
腎臓
診療科目
一般内科 / 腎臓内科 / 老年科 / 小児科
媒体
Nephrology Frontier

「はじめに」今回から数回に分けて「尿濃縮・希釈機構」について述べる. 腎による尿濃縮および希釈機構は体液量調節において最も根元的な機能であるにもかかわらず, その機構は極めて複雑で, 意外なことに現在でもその全容は完全には理解されていない. 尿濃縮機構の解明には, (1)Henle係蹄の解剖学的特徴と比較発生学(種の違いによるHenle係蹄の形態の相違)の理解 (2)対向流交換系および増幅系の概念の応用 (3)髄質浸透圧の形成におけるNaClおよび尿素の役割と相互作用 などの因子の理解が必要である. 難解な尿濃縮および希釈機構を, できる限り容易に理解して頂くために, 数回の連載に分けて説明することとした. 第1回は, 尿濃縮・希釈機構の基礎となる対向流交換系・増幅系について記す. 「腎の進化と尿希釈・濃縮」腎臓が尿を濃縮する機能を有するのは当然とも思えるが, 進化の過程で腎臓は自由水を排除する(希釈尿を産生する)という機能をまず獲得した(図1;淡水魚)1).

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

全文記事
Nephrology Frontier2009年3月号(Vol.8 No1 )

腎臓そのものに原因を有する原発性腎疾患から他の疾患の一部分症としての続発性腎疾患まで多彩な疾患を取り扱い,国内外で活躍中の方々のご協力を得て,up date な情報をtimely にお伝えいたします。

『とっつきにくい分野』の1つとされる Nephrology を,前途豊かな若手の医師や研究者にわかりやすい解説で腎疾患の臨床と研究のおもしろさをお伝えいたします。

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