新刊
小児に多い耳鼻咽喉科疾患
耳領域 先天性耳瘻孔
掲載誌
鼻アレルギーフロンティア
Vol.26 No.1 24-27,
2026
著者名
仲野 敦子
記事体裁
抄録
疾患領域
耳鼻科疾患
診療科目
耳鼻咽喉科
媒体
鼻アレルギーフロンティア
先天性耳瘻孔は、胎生期に耳介を形成する複数の組織が癒合する過程で、癒合不全が生じることにより発生する先天性疾患である。発生頻度は100人に1~2人といわれており、比較的多くみられる疾患であり、先天性耳介奇形のなかでは最も多い。多くの場合は無症状で経過し治療の適応とはならないが、小児期に感染を反復する例もある。治療方針は小児と成人で大きな差はないが、小児では、本人の意思決定能力や局所処置への協力の難しさ、全身麻酔適応の判断、保護者への十分な説明と同意の取得、心理的負担なども踏まえ、治療方針の決定には成人にするよりも慎重かつ多面的な配慮が必要と考える。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

