学会レポート
第62回 日本鼻科学会総会・学術講演会
掲載誌
鼻アレルギーフロンティア
Vol.24 No.2 52-53,
2024
著者名
竹内 万彦
記事体裁
抄録
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学会レポート
疾患領域
アレルギー・免疫
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耳鼻科疾患
診療科目
耳鼻咽喉科
媒体
鼻アレルギーフロンティア
2023年9月28日(木)~30日(土)に三重県津市の三重県総合文化センターで、第62回日本鼻科学会総会・学術講演会を開催しました。282題の一般演題の応募と875名の先生方にご参加をいただきました。また「三重の地で鼻科学を考える」を学会のテーマとしました。
今回はアレルギー性鼻炎について二つのシンポジウムを組みました。
一つは、「小児アレルギー性鼻炎を多面的に考える」です。増田佐和子先生(三重病院)が、乳幼児期にアレルギー性鼻炎を疑った場合に鼻汁中好酸球検査と抗原検査をする重要性を指摘され、兵行義先生(川崎医大)はアレルギー性鼻炎があると、睡眠中の無呼吸低呼吸指数が増加することを報告されました。有本友季子先生(千葉県こども病院)は、アレルギー性鼻炎が滲出性中耳炎のリスクとなるなど周辺臓器へ及ぼす影響についてお話しされ、「みみ、はな、のど」を診ることの大切さに言及されました。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

